香川県 高松市 花宮 インプラント 口腔外科 歯周病予防

087-863-7730

【月火木土】9:00-13:00/14:00-18:00
【水金日祝】休診

ご予約ご予約

香川県 高松市 花宮 インプラント 口腔外科 歯周病予防

院長ブログ

咬合性外傷は歯周組織の破壊を起こすか?


 歯周病を引き起こす直接の原因は歯周病菌の感染であり、咬合性外傷は細菌感染により引き起こされた炎症を修飾する、という理解が一般的だ。正確なことをいえば、咬合性外傷と歯周病との関連性は完全に解明されているわけではない。

 咬合性外傷が歯周組織の破壊をもたらす可能性を示唆したのは、Glickmanの共同破壊説が発端となっている。これは、歯周炎の存在する歯に外傷的な力が及ぶと、プラークに起因する炎症の波及方向に変化が起り、垂直性骨欠損を生じるとするものだ。しかしながら、現代では、動物実験のデータにより、外傷が炎症の波及方向に影響を及ぼすことは否定されている。歯にジグリングフォースをかけると、根尖部および辺縁骨部の歯周靭帯で血管数の増加、血管壁の透過性の増大、コラーゲン線維のリモデリング、歯槽骨吸収などが起るが、骨縁上の結合組織には影響を与えず、歯周病の進行を加速することはなかった、とする報告がある。

 すなわち、咬合性外傷が歯周病の進行を加速する、というエビデンスはないということだ。歯周病の進行を止めるための第一にすべきことは、あくまでも感染の制御である、ということになる。

参考文献:大月基弘.歯周病から第一大臼歯の喪失を防ぐにはー具体的な分岐部病変の治療ー.the Quintessense.Vol.35 No.12,117-124.2016.

 

中山 康弘 院長

■この記事の監修者

中山 康弘 院長

略歴・資格
  • 1974年 香川県立高松高等学校卒業
  • 1981年 福岡県立九州歯科大学卒業
  • 1981年 岡山大学歯学部口腔外科学講座入局
  • 1990年 岡山大学大学院歯学研究科歯学専攻修了 - 歯学博士(岡山大学)
  • 1991年 香川医科大学医学部非常勤講師
  • 1992年 岡山大学歯学部非常勤講師
  • 1992年 岡山赤十字病院歯科口腔外科副部長
  • 1996年 高松赤十字病院歯科口腔外科部長 - 日本口腔外科学会指導医
  • 2004年 高松市にて中山歯科クリニック開業
  • 2007年 日本臨床歯周病学会認定医
  • 2011年 日本歯周病学会歯周病専門医
  • 2016年 日本臨床歯周病学会歯周インプラント認定医
  • 2022年 加圧サイクル・インストラクター資格
修了研修・学会等
  • 日本口腔外科学会
  • 日本口腔科学会
  • 日本歯周病学会
  • 日本臨床歯周病学会
  • 日本口腔インプラント学会
  • AAP(American Academy of Periodontology)アメリカ歯周病学会
  • 日本加圧トレーニング学会
  • 日本抗加齢医学会

▶︎ 医師紹介ページを見る