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院長ブログ

セラミックの優位性 ~なぜセラミックは銀歯より優れているのか~ 6


四番目のセラミック冠の優れた点として、金属アレルギーがある方にも安心して使用できる点があげられます。

金属アレルギーの一つのタイプは、接触性皮膚炎の一種として、金属に触れる部分にじんましん、湿疹、強いかゆみなどの症状が現れます。ピアスホールが化膿したり、炎症が起こるのもその一例です。また、別のタイプは遠隔部位に湿疹をつくります。

金属アレルギーはどうして起こるのかというと、皮膚や粘膜に触れている金属部分から、金属イオンが溶け出し、体内にはないタンパク質が出来上がることが原因です。そのタンパク質が体内に入ると体の免疫システムがそれを異物、敵とみなし、アレルギーが引き起こされます。

歯科用金属によっても金属アレルギーが起こることがわかっています。接触性皮膚炎と同様に接触した口腔粘膜に炎症が現れます。金属アレルギーとの関連が疑われる難治性口内炎として口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)があります。

また、遠隔の部位に湿疹反応を起こすことがあります。手のひらや足の裏にできる掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)はその代表です。「みずぶくれ」や「うみだまり」がくりかえし出来る病気です。囊胞の中に菌はいません。その他の遠隔部位の金属アレルギー症状として、じんましん、水疱、かゆみ、皮膚の紅斑が全身に発現します。

さらに、遅延型アレルギーという機序があり、金属が口の中に入ってもすぐには発症せず、数年後に症状が出現するものがあります。唾液に少しずつ金属イオンが溶け出し、体内に蓄積されたイオンが血液に乗って全身を巡り、あるレベルを超えると症状が発現します。歯科治療との関連性を判断するのに困難なケースです。

こういった金属アレルギーを気にしている方にはセラミックはおすすめです、セラミックは陶材であり金属イオンを全く含まないため、アレルギーの心配がありません。こういう観点からからもセラミックは銀歯に勝っています。

中山 康弘 院長

■この記事の監修者

中山 康弘 院長

略歴・資格
  • 1974年 香川県立高松高等学校卒業
  • 1981年 福岡県立九州歯科大学卒業
  • 1981年 岡山大学歯学部口腔外科学講座入局
  • 1990年 岡山大学大学院歯学研究科歯学専攻修了 - 歯学博士(岡山大学)
  • 1991年 香川医科大学医学部非常勤講師
  • 1992年 岡山大学歯学部非常勤講師
  • 1992年 岡山赤十字病院歯科口腔外科副部長
  • 1996年 高松赤十字病院歯科口腔外科部長 - 日本口腔外科学会指導医
  • 2004年 高松市にて中山歯科クリニック開業
  • 2007年 日本臨床歯周病学会認定医
  • 2011年 日本歯周病学会歯周病専門医
  • 2016年 日本臨床歯周病学会歯周インプラント認定医
  • 2022年 加圧サイクル・インストラクター資格
修了研修・学会等
  • 日本口腔外科学会
  • 日本口腔科学会
  • 日本歯周病学会
  • 日本臨床歯周病学会
  • 日本口腔インプラント学会
  • AAP(American Academy of Periodontology)アメリカ歯周病学会
  • 日本加圧トレーニング学会
  • 日本抗加齢医学会

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