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院長ブログ

ジルコニアとはどういうものか?~3~


ところで、審美性に影響する透明度については、どうでしょう?じつは透明度の高い順に長石系セラミック⇒二ケイ酸リチウム系セラミック⇒ジルコニアの順に並びます。

透明度については、強度が最も低い長石系セラミックが最も高く、続いて二ケイ酸リチウム系セラミック⇒ジルコニアの順に透明度が低くなります。長石系セラミック(=ポーセレン)は透明性を伴っているので天然歯の色調を再現しやすく、従って従来からポーセレンメタルボンド(PFM)の前装部として用いられました。

二ケイ酸リチウム系セラミックの商品“e-max”も当初、色調の再現性はまずまずでしたが、最近になって審美性が改善されてきています。ジルコニアに至っては、初期のものはまったく不透明で真っ白なものしかなく、“なんじゃこれは、真っ白やん!”状態で全く天然歯とは異なった色調をしていました。しかしながら、ジルコニアは最近になって著しく進化してきており、“ジルコニアモノリシック”や“多層構造のジルコニア”の登場により、強度は若干落ちますが透明性が付与されて審美性がかなり向上しました。つまり“天然歯っぽい”ジルコニアが現在各社から販売されています。

まとめますと、セラミックの強度については、ジルコニアが最強で、続いて二ケイ酸リチウム系セラミック⇒ ガラス系セラミック⇒長石系セラミックの順に強度が低下します。透明度についてはその逆で、ジルコニア⇒二ケイ酸リチウム系⇒ガラス系セラミック⇒長石系セラミックの順に透明度が高まります。審美性と強度とは逆の相関関係なのです。

(次回に続く)

中山 康弘 院長

■この記事の監修者

中山 康弘 院長

略歴・資格
  • 1974年 香川県立高松高等学校卒業
  • 1981年 福岡県立九州歯科大学卒業
  • 1981年 岡山大学歯学部口腔外科学講座入局
  • 1990年 岡山大学大学院歯学研究科歯学専攻修了 - 歯学博士(岡山大学)
  • 1991年 香川医科大学医学部非常勤講師
  • 1992年 岡山大学歯学部非常勤講師
  • 1992年 岡山赤十字病院歯科口腔外科副部長
  • 1996年 高松赤十字病院歯科口腔外科部長 - 日本口腔外科学会指導医
  • 2004年 高松市にて中山歯科クリニック開業
  • 2007年 日本臨床歯周病学会認定医
  • 2011年 日本歯周病学会歯周病専門医
  • 2016年 日本臨床歯周病学会歯周インプラント認定医
  • 2022年 加圧サイクル・インストラクター資格
修了研修・学会等
  • 日本口腔外科学会
  • 日本口腔科学会
  • 日本歯周病学会
  • 日本臨床歯周病学会
  • 日本口腔インプラント学会
  • AAP(American Academy of Periodontology)アメリカ歯周病学会
  • 日本加圧トレーニング学会
  • 日本抗加齢医学会

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